はじめに
ストリーミングの商用サービスが開始されてから約25年が経過しました。今やストリーミングは、直接的な国内市場(動画広告、定額制動画配信)のみでも6,000億円を誇るサービスとなり、メディアとしても(若年層については)テレビを超える接触時間を持つNo1メディアとなっています。また、ネットトラフィックの6~7割程度はストリーミングであり、ネット接続産業(国内約8兆円)を裏で支えるサービスとなっています。
とは言え、この産業もすんなりと成長してきたわけではなく、いろいろありました。ストリーミングの現在と将来については研究会の方で議論するとして、ここではいろいろな歴史的とピックをまとめたいと思います。
New:簡略版はこちらです。
過去の成長
Internetトラフィックにおけるビデオ(Streaming)トラフィックの比率
ソース:Cisco VNI (Visual Network Index)

国内ストリーミング市場規模
ソース
- 動画広告 サイバーエージェント
- VoD GEM Partners

媒体接触時間
調査課題(現状、良いデータがありません)。国内におけるメディア接触時間の調査としては、以下の三つがありますが、これらでは、ストリーミングというアプリケーション視点での調査は行っていません。
- 博報堂DYメディアパートナーズ:メディア定点調査- 調査分類:テレビ、PC、スマホ、タブレット、新聞、ラジオ
 
- 電通メディアイノベーションラボ:情報メディア白書- 調査分類:テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ネット、ゲーム、テレビ動画
 
- 総務省:情報通信白書- 調査分類:テレビ、ネット、新聞、ラジオ
 
トピック
ここでは、エポックとなりそうなトピック(ネット環境、端末環境、サービス環境)と私の所感を羅列しています。追加した方が良いもの等についてはメールか直接コメントを残してください。
- 1980年代- Internetにおけるネットニュース(Usenetが原型)において、イメージファイルが伝送されていた。alt.binaries.pictures等
 
- 1990年代- メディア非対応なPDA(PSION、Apple Newton、Palm、ザウルス等)登場
 
- 1991年- ティム・バーナーズ=リー、世界初のWebサイトを公開
 
- 1992年- Mbone(Internet上でのマルチキャスト網)開始
- CU-SeeMe(ビデオ会議システム)が開発される
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)、日本初のWebページを公開
 
- 1993年- モバイル2G通信開始、ドコモmova
- Mboneにおける初のライブ中継(Internetにおける初のライブイベント中継)
 
- 1994年- Mboneでローリングストーンズのコンサートが中継される
- 国内ダイアルアップIP接続サービスが開始される
- NTTがマルチメディア通信の共同利用実験を開始- 横須賀でATMを使ったVoDを実施。このVoDはユーザからの評判が悪かったようで、NTTには「VoDは普及しないサービスである」と主張するサービス企画の部長もいた。
 
 
- 1995年- PHSサービス開始
- テレホーダイ開始- 深夜帯のみとなるが一般ユーザのネット接続が一般化。その分、深夜帯は劇遅
 
 - 米国の状況(当時米国パロアルトに住んでいた私の記憶)- 固定接続:市内通話は無料、常時ダイアルアップも多い(私はアパートから会社に繋いでました)
- モバイル:2Gでつないで1Kぐらいで繋がっていた(Webにイメージがあると辛かった)
- 衛星:直径1Mぐらいのパラボラアンテナを利用したネット接続サービスがあった(車のバッテリーに繋いで試してみた)
 
 - Windows 95登場- 一般ユーザがInternetを使い始める
 
- RealAudio Player登場
 - 米国では、ラジオのネット配信開始(要確認、1996年かもしれない)- 商用ストリーミング元年(米国)
 
- 三菱電機スーパーセレクション 坂本龍一ツアー’95D&L With Daizaburo Harada (M-Bone、StreamWorks)- 国内初のメジャーコンテンツのライブ(最大240Kbps)
 
 
- 1996年- ISDNが一般ユーザにも普及- 64Kbps
 
- 村山総理大臣、念頭所感をストリーミング公開(RealAudio, StreamWorks)
 - 国内でもラジオのネット配信が始まる(Station GAIA)
- RealPlayer登場- 5年ぐらいRealNetworksの黄金期が続く
 
- Streams-jp開設
 
- ISDNが一般ユーザにも普及
- 1997年- JPIXサービス開始、インターフェイスは100Mbps
 - 坂本龍一 PLAYING THE ORCHESTRA 1997 “f”中継 (RealAudio, StreamWorks)
- ライブ中継が増加- K.H.S.Campbell氏の講演「クローン羊『ドリー』の誕生と展望」中継(VDOLive)
- 1997佐賀熱気球世界選手権 ライブ配信
- 甲子園のストリーミング中継開始(継続)
- LIVE! ECLIPSE開始(継続)
 
- Jストリーム設立- ITベンチャーへの投資意欲が高かったトランス・コスモスが仕掛け、NTTとKDDIが共同出資という当時としては画期的な座組であった
 
- インターネットマルチフィード設立- 当初は「大手町にサーバクラスタを立て、そこから各ISPにコンテンツを流し込む」というのがコンセプトだった
 
- アダルトポータルサイト「THE CITY」ストリーミングを開始- ストリーミングも、まずはエロから本格化
 
 
- 1998年- MP3プレイヤー登場(mpman、 Rio等)- 容量32~64MB程度
 
- Akamai設立- 当時は、こんな(単純でしょぼい)技術で良いんだとショックを受けた(鍋島所感)
- このころCDNという言葉ができる。ここまでCDS(Content Delivery Service)が一般的
 
- Napstar開始- P2Pによるファイル共有が開始
 
- 佐野元春 アンプラグド・ライブ「地下室からの接続」- 国内初の有料インターネットライブ
 
- 米国デジタルミレニアム著作権法(DMCA)制定
- スカイメロディー開始- 着信メロディ配信サービス
 
 
- MP3プレイヤー登場(mpman、 Rio等)
- 1999年- iモード開始、マルチメディアは非対応- 8年ぐらい(スマートフォン登場ぐらいまで)iモードバブルが続く。iモード関連をやっていた知り合いはみんなお金持ちになる
 
- Sony Music Entertainment、 bitmusic開始- 国内初の有料音楽配信サービス、1曲350円、ATRAC3、2007年終了
 
 - MP3プレイヤーの大容量化- HDD搭載、メモリカード交換
 
- 米Live365開始- ユーザ発信インターネットラジオ配信サイト
 
- リキッドオーディオ上場- 東証マザーズ上場第1号
 
 
- iモード開始、マルチメディアは非対応
- 2000年- JPIX 1Gインターフェイスを追加
- Sony Vaio PCG-GT(カメラ付きノートパソコン)発売- コンセプトは“パーソナルキャスティング”
 
- NHK「ラジオ日本」のライブストリーミング(22か国語)を開始
- impressTV開局- 自社配信スタジオ、ニュースサイトの動画配信
 
- Sony パーキャスTVを開始- 個人向け動画配信サービス(たぶん、国内初)、2003年終了、システムはRealNetworks
 
 - PHSを使った音楽配信サービスが始まる- DDIポケット、Sound Market
- NTTドコモ、M-stage music(2001)
- 楽曲料金(1曲あたり200円程度?)のほかに通信料(1曲分あたり100円程度?)が必要というサービス(料金は要確認、楽曲料金よりも通信料が高かった気がする)
 
- 米SoundExchage設立- RIAA配下、楽曲権利
 
- アクセリア設立- 光通信からスピンアウト、国産CDNを目指す
 
 
- 2001年- 国内ADSL開始- インターネットへの常時接続を大きく推進、自宅でのストリーミング視聴が始まる
 
- PHSの使い放題が開始- DDIポケット、AirH”
- ドコモ、@FreeD(2003)
 
 - メディア対応PDA(HP iPAQ等)が登場- 先進的なユーザが外出先や電車のなかで動画を見始める
 
 - iPod登場- HDD搭載型メディアプレイヤー(すべての音楽をプレイヤーに詰め込む)の決定版となる
 
 - ayumi hamasaki DOME TOUR 2001 Super Stream Live- 初期の代表的なライブ中継
- ブロードバンド向け(384Kbps)、ナローバンド向け(56Kbps)
 
- Giza Studio R&B [email protected] 2001- IPを使用したパブリックビューイング(パシフィコ横浜、有楽町ビックカメラ、札幌ビックカメラ)の走り
- IPv6でのユーザ向け配信
 
- 国内大手レコード会社5社がレーベルモバイルを設立- AU着うた開始
 
 - MicrosoftがWindows Mediaを本格的に推進しはじめる- RealNetworkは落ち目、Windows Mediaが優勢に
 
- 国内ライブチャットサービスが始まる- ツーショットダイアル、テレクラのネット版という立ち位置
 
- フルHDの動画配信が一般的になりはじめる- デモサイト系(Windows Meidaのデモサイト、iTunesで配信している映画予告)から
 
 - ねとらじ開始- ユーザ発信のインターネットラジオ配信サイト
 
- PROXLIVE.TV開始- ライブコマース(EC+ストリーミング)
 
- P2P:WinMX登場- mp3ファイルの交換
 
 
- 国内ADSL開始
- 2002年- 株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ(BBX)、正式運用を開始- よくわからないサービスで、よくわからないうちに終了
 
- IIJ、CDNプラットフォーム事業「CDN JAPAN」を本格展開- よくわからないサービスで、よくわからないうちに終了
 
- ShowTime(USEN+楽天)、BROBA(NTT)開始- NTTやKDDIを筆頭にネット関連企業が動画配信サービスを開始
 
- iモーション(iモード向け動画配信)開始
- 個人向けストリーミングサービス開始- ニフティ@streaming、BIGLOBEハピショットムービー
 
- Flash Player、Flash Communication Server (FCS)リリース- 日本においては、一方向メディア配信よりも、ライブチャット系の双方向リアルタイムコミュニケーション機能がマーケットで受けた
 
- P2P:Winny登場
 
- 株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ(BBX)、正式運用を開始
- 2003年- JPIX、10Gインターフェイスを追加- いろいろな意味で割高だった、配信事業者がメインで使い始めるのはもう少し後(2006年ぐらい?)
 
- au EZフラット開始- 携帯パケット定額サービス
 
- EZチャンネル開始- 携帯電話向け動画配信サービス、深夜・早朝に端末にコンテンツを自動ダウンロード
- 2012年終了
 
 - Yahoo!動画開始
- BBケーブルTV開始- ADSLでマルチキャスト+動画配信という画期的なモデルであった
 
- DMM アダルトライブチャットサービスを開始
- 宇多田ヒカルのネットイベント「20代はイケイケ」- チャットサーバ等も活用したインタラクティブな大規模ネット中継
 
- 地上波デジタル開始
 
- JPIX、10Gインターフェイスを追加
- 2004年- 第1次VoDブーム- 韓流コンテンツ「冬のソナタ等」がストリーミングを後押し
 
- ShowTime黒字化(2004かどうかは要確認)
- 着メロの市場規模が1,167億円に- 携帯関連メディアサービスの最初の成功事例
 
- 米iTunes Music Store開始
- P2P:Share登場- このあたりがP2Pによるファイル交換トラフィックのピーク?要確認
- DVD完全イメージ(isoファイル)の交換等も行われる
 
 
- 第1次VoDブーム
- 2005年- Youtube、Gyao、Amazon Prime Video開始
- 日本テレビ 第2日テレ開始
 - 動画対応iPodが登場(第5世代)- 一般ユーザも外出先で動画を見始める
 
- ポッドキャストが始まる
 
- 2005~2006年- 国内でスマートフォン(W-ZERO3、hTc Z等)登場- 当時は通信機能の付いたPDAというポジション。主にビジネス用途
 
 
- 国内でスマートフォン(W-ZERO3、hTc Z等)登場
- 2006年- ニコニコ動画開始- 参加型の動画視聴(コメント機能)という新しいネット視聴を切り開きブームとなる
 
- NTTコムとTokyoFM、香り発生装置「アロマジュール」を使い、音楽に合った香りを配信するサービスを開始
- TVバンク BBブロードキャスト(P2P配信)を発表
- 国内で「ネットワークインフラただ乗り論争」が盛り上がる
 
- ニコニコ動画開始
- 2007年- iPhone登場- 一般ユーザがスマートフォンを使い始める
 
- Ustream、ニコニコ生放送開始- 誰でもできるライブ配信、第1次ライブ配信ブームが加速
 
- Joost開始、Skypeの開発者が始めたP2Pテレビ- 2009年ほとんどのサービスを停止
 
- アクトビラ開始
- NetflixがコアビジネスをVoDに移行
 
- iPhone登場
- 2008年- フジテレビ見逃し配信、NHKオンデマンド開始
- ひかりTVサービス(フレッツ上のIPTV)開始
- Spotifyサービス開始- 音楽サブスクリプション
 
 
- 2009年- 着うた・着うたフルの市場規模が1,201億円に
- 映画アバター(デジタル3D)公開- このあたりからデジタルシネマが本格化、フィルムからDCP(Digital Cinema Package)へ、映画上映からパブリックビューイングやODS(Other Digital Stuff)へ。ただし、この当時のパブリックビューイングは衛星配信が主流
 
 
- 2010年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:7億円、605億円
- radiko開始
- 米ブロックバスターが倒産
- コードカット(Code Cutting)が始まる(有料TV会員数がはじめて減少)
 - Amazon MP3国内で開始- DRMフリーのMP3楽曲ダウンロードサービス、米国は2007年開始
 
 - FMS (Flash Media)が全盛(要確認)
- ひかりTVサービス100万契約突破- IPTV(CATVのクリームスキミング、10万加入もとれればペイする)で100万契約というのはすごい(この時点でかなり儲かっているはず)
 
- 宇多田ヒカルのコンサート「WILD LIFE」公演ライブ- ユニーク視聴者34万5千人(Ustream)
 
- デジタルシネマ倶楽部株式会社設立- 国内における映画館のデジタル化(Virtual Printing Fee)サポート企業
 
 
- 2011年- 米音楽ダウンロード年間売上高:全レコード(録音)音楽売上高の51%
- 音楽ストリーミング、ダウンロード:6億円、524億円
- Netflix Open Connect 開発- 汎用CDN(Akamai等)から(自社開発の)ストリーミング専用CDNへ
- メディア配信の単価競争が熾烈になる
 
- KDDI CDNetworksを子会社化- 2017年に手放す(CDNetworksは2014年にシステムをクラックされ、顧客コンテンツの改ざんを受ける)
 
 
- 2012年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:10億円、405億円
- VOD市場規模:1,016億円
- モバイル網4G(LTE)開始- パケット料金が低額化(パケット数課金⇒バイト数課金)、モバイルにおけるストリーミング視聴が本格化
 
- MVNOによる格安SIM開始
- 音楽ダウンロード配信がピークとなる- サブスクリプション型サービスへの移行が始まる
 
 
- 2013年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:31億円、305億円
- VOD市場規模:1,230億円(YOY+21%)
- BBケーブルTVサービス終了- 加入者を取れなかったということでしょう
 
 
- 2014年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:79億円、297億円
- VOD市場規模:1,255億円(YOY+2%)
- JPIX 100Gインターフェイスを追加
- ひかりTV 4K(VoD)開始- NGN SNI(1Gbpsで数百万円)を使った4K配信。1本あたりの配信コストはXXX円となりサービスとして成立しないはず。マルチキャストのリニア配信で儲かった分を補填している?
 
 
- 2015年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:124億円、288億円
- VOD市場規模:1,410億円(YOY+12%)
- 動画広告市場規模:516億円
- HTTP系ストリーミング(HLS等)が普及しはじめる(年度は要確認)
 
- 2016年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:200億円、275億円
- VOD市場規模:1,630億円(YOY+16%)
- 動画広告市場規模:869億円(YOY+68.4%)
 - 米国サブスクリプション型音楽サービスの売上がダウンロード型サービスを超える(音楽関係マーケットの34.3%を占める)
- VR視聴デバイス(Oculus Rift等)がリリースされる。VRが本格普及しはじめた年
- MTV VMAJ 2016 – THE PARTY!! – 国内初の360度ライブ
 - JOCDN設立- IIJ+日本テレビ
 
- ABEMA開始- ユニキャスト型無料CATVモデル
 
- TVer開始- 民放見逃しポータル
 
 
- 2017年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:263億円、271億円
- VOD市場規模:1,850億円(YOY+19.5%)
- 動画広告市場規模:1,155億円(YOY+32.9%)
- アクトビラ・ベーシック終了
 
- 2018年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:349億円、256億円
- VOD市場規模:2,211億円(YOY+19.5%)
- 動画広告市場規模:2,027億円(YOY+75.5%)
- Youtubeの業績がさかのぼって公開される(黒字)
- Akamai、メディア部門をリストラ- CDNのメインビジネスは、高利益率のセキュリティとWebサイト配信に
 
 
- 2019年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:465億円、225億円
- VOD市場規模:2,692億円(YOY+22.4%)
- 動画広告市場規模:3,184億円(YOY+57.1%)
- 米国サブスクリプション型音楽サービスが音楽関係マーケットの80%を占める- 一方、パッケージとダウンロードは合わせても20%にしか満たない
 
 
- 2020年- 音楽ストリーミング、ダウンロード:589億円、179億円- まだ、リアルなパッケージ(CD、音楽DVD等)が全体の71%を占める
 
- VOD市場規模:3,894億円(YOY+33.1%)- レンタルビデオ+セルビデオの市場規模(2,901億円(YOY-10.3%))を超える
 
- 動画広告市場規模:3,862億円(YOY+22.0%)- テレビメディア広告費(地上波+衛星):1兆6,559億円(YOY-11.0%)
- インターネット広告費(2兆2,290億円(YOY+5.9%))がマスコミ四媒体広告費(2兆2,536億円(YOY-13.6%))に肉薄する
 
 - トラフィックにおけるストリーミングの比率:57.64%(YOY+2.20%)- グローバルなアプリケーション、Sandvine調査
 
- NHKプラス(テレビの同時ネット再送信)開始
- コロナによる外出自粛・イベント自粛- メディア(テレビ、ラジオ、ネット等)総接触時間が過去最高- ネットへの接触時間が増加
 
- 劇場公開・DVD販売を行わず、封切からストリーミングで公開される映画が登場
- Youtubeはビットレート抑制を行う
- A級タレントのライブイベントが増加
 
- メディア(テレビ、ラジオ、ネット等)総接触時間が過去最高
- ジャニーズ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」- 国内過去最大と噂されているライブ中継
- コロナによるライブイベント自粛の代替手段
- ネット嫌いのジャニーズさえもライブ中継する時代になる
 
- Adobe Flash Playerサポート終了
 
- 音楽ストリーミング、ダウンロード:589億円、179億円
参照データ
- 音楽ストリーミング、ダウンロード
- VOD市場規模- 2012~2017:一般財団法人デジタルコンテンツ協会
- 2018~2020:GEM Partners株式会社
 
- 動画広告市場規模- ~2020:日本の広告費
 
残作業および要確認事項
- 米国でラジオのネット配信が行われた年度(1995 or 1996)
- M-stage musicの詳細、100円の曲をダウンロードするのに200円かかると言われていた気がする
- 2002年ごろに開始されたストリーミングサービスのリスト(ISPがこぞって始めたはず)
- ShowTimeの黒字化の年度(最初の黒字化サービス)
- P2Pトラフィックがピークだった時期(2004年ごろ?)
- 着メロ、着うたを中心とした楽曲ダウンロードサービスについて
- ツーショットダイアル・出会い系サイトの延長としてアダルト・ライブチャットが盛り上がった時期(2003年ごろ?)- 途中からFlash(Flash Communication Server)の独壇場だった気がする
 
- HLSなどのHTTPストリーミングがFlashストリーミングを超えた年度
- 国内音楽産業の状況
- SVoD普及についてのまとめ
- DRMの推移
- 初期のユーザ発信型ライブ配信について- 2003~2005年ごろはYahoo!チャットの動画配信機能を使っていた気がする。中継数に上限(50ぐらい)があったため、ツールを使った中継屋さんが活躍していた。このころのキラーコンテンツはやっぱりエロ。素人さんがヌード配信をやっていた。
 
- UGM(User Generated Media)、2005年ぐらいに業界で使われていた用語
- ホテルや漫画喫茶向けVoDサービス(一般向けVoDが不調だった2002年ごろ、目先を変えてホテル等をターゲットととし黒字を出していた事業者がいた気がする)。
- CATV局舎向けの番組配信(衛星からファイバーへの移行)
- テレビ再送信の歴史。- 初期(2000年ごろ?):TV局の合意なしに再送信していた気がする?- カナダiCraveTV?
 
- P2P系:200X年から、最近まで再送信されていた(現在も再送信されている?)- KeyHoleTV等
 
 - 2010年ごろ:韓国では合法に(すべての許諾を取った上)配信していた気がする。
 
- 初期(2000年ごろ?):TV局の合意なしに再送信していた気がする?
- OVP (Online Video Plaform)の歴史- 単純なビデオ配信から、コンテンツ管理、ユーザ管理、視聴管理へ
- 国産サービスもシェアを取れている
 
- 動画視聴時間:放送とストリーミングの比較- 現状、データはない?
- 博報堂 メディア 定点調査が近いが、以下の問題点がある- TV接触時間:ネットストリーミングが含まれる
- スマホ・タブレット・PC接触時間:Webとストリーミングの区別がない
 
 
- スキニーバンドル- チャンネルを絞ったCATVモデル、配信はユニキャスト
 
- Internetにおけるストリーミングトラフィックの比率推移- グローバル、米国だとSandvine
- 国内データ、ISPは持っているはず
 
- CDS-MLについて- 2000年ごろに開始したはず、2000年3月28日に1回目の勉強会、6回ぐらい勉強会を行った、最後は500名ぐらい。ブロードバンドアソシエーション立ち上げの時に閉鎖
 
- 定点ライブ配信- 防犯カメラ(継続)
- タレント系- BEE-HIVE(びーはいぶ)アミューズ 2003-2006
 
 
- ライブ配信への付加価値(マルチカメラ、チャット、スコアボード、車速等)- 福岡ソフトバンクホークス、インターネット配信 2004年ごろ?- 30ch+チャット⁺スコアボード、初期の完成形
 
 
- 福岡ソフトバンクホークス、インターネット配信 2004年ごろ?
- 有料TVの加入者数:推移
- プロトコルの歴史- 1989 RFC 1112 Host Extensions for IP Multicasting
- 1997 RFC 2117 Protocol Independent Multicast-Sparse Mode (PIM-SM): Protocol Specification
- 1998 Icecast (MP3 Streaming)
- 1999 SHOUTcast (MP3 Streaming)
- 2000 Gnutella (P2P)
- 2002 PeerCast (P2P)
- 2005? Adobe RTMP
- 2008 マイクロソフト Smooth Streaming
- 2009 Apple HLS
- 2012 MPEG-DASH
 
カナダ発のテレビ局再送信サイトiCraveTV(1999年秋スタート)も記録しておきたいですね。
2000年 impressTV開局