Contents Delivery Network (コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)とは、CDN (Content Delivery Network、コンテント・デリバリー・ネットワーク)を意味する和製英語である。
コンテンツとコンテント
それぞれの意味
- Content (kənˈtent、コンテント)
- 一般に日本でコンテンツと呼ばれている事柄に相当する
- メディア等で運ばれる中身
- [Cambridge Dictionary] Content as a singular noun is uncountable. It means the ideas that are contained in a piece of writing or a film or a speech:
- 一般に日本でコンテンツと呼ばれている事柄に相当する
- Contents (ˈkɑn·tents、コンテンツ)
- 英語ではあまり使われない
- 代表的な使われ方としては、以下
- 目次 (Table of Contents)
- 代表的な使われ方としては、以下
- [Cambridge Dictionary] The contents of a book is the list of chapters or articles or parts that are in the book, with the number of the page they begin on
- 英語ではあまり使われない
ContentとContentsの使い分け(Cambridge Dictionary)
日本でよく使われる「コンテンツ」は、Contentの誤用である。この誤用が始まったのは1992年ごろである。
日本語の誤用例
結構あります。「応用情報技術者試験」にもあるのは痛い
- https://www.google.co.jp/search?q=%22Contents%20Delivery%20Network%22&lr=lang_ja
- 2022年3月15日の結果:4,430件
初期の「コンテンツ」使用例
- 1992年
- 日経産業新聞4月24日、アップルコンピュータ 武内重親氏
- 90年代は4つのCがキーワードになる。コンピューター、コミュニケーション、コンテンツ、コンシューマーの4Cだ
- 日経産業新聞4月24日、アップルコンピュータ 武内重親氏
- 1994年
- インターネットマガジン10月号
- 1995年
- インターネットマガジン2月号
- 1996年
- 「マルチメディアコンテンツ振興協会」
- 財団法人マルチメディアソフト振興協会から改組
- インターネット白書1996
- https://iwparchives.jp/files/pdf/iwp1996/iwp1996-ch01-01-p022.pdf
- 「Webコンテンツ」という記述がある
- 「マルチメディアコンテンツ振興協会」
日本経済新聞における登場回数
- 1992年
- 1回
- 1993年
- 5回
- 1994年
- 69回
- 調査元
参考
マルチメディア白書
- 1993年から2000年まで発行
- 1995年まで、マルチメディアソフト振興協会
- 1996年以降、マルチメディアコンテンツ振興協会
- 2001年からはデジタルコンテンツ白書となる
要調査:白書内で何時から「コンテンツ」という言葉が使われ始めたのか?
TImeMap(時間軸に着目した新方式の検索エンジン)
Wikipediaでの記述
- https://en.wikipedia.org/wiki/Content
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84
Googleでの期間指定検索
Googleは、文書が作成された日を正確にはとらえられず、使えない。
- 1993年
- 1994年
- 1995
- 1996