映像メディアの市場規模についてのまとめ
市場規模
主要マーケット(2023(令和5)年、億円)

総市場規模:4兆1,937億円
リニア | オンデマンド | 合計 | |||
無料(広告) | テレビ広告(地上+衛星) | 17,347 | インストリーム広告 | 3,837 | 21,184 |
有料 | ケーブルテレビ | 4,795 | レンタルビデオ+セル | 2,132 | 21,550 |
衛星 | 1,304 | 有料オンラインビデオ(SVoD等) | 5,991 | ||
NHK | 6,328 | ||||
合計 | 29,774 | 11,960 | 41,937 |
- コメント
- 最大の映像メディアは、まだまだテレビ広告(1.7兆円)
- インストリーム広告とは、YouTubeなどの無料ストリーミングにおける動画広告。テレビには程遠い
- NHKの視聴料収入はケーブルテレビ全体よりも多い
- 国内ケーブルテレビ(映像サービス)はまだ微増(一方、米国では大幅に減少:いわゆるコードカット)
個別企業(2024)
- 日本テレビ
- 全売上:4,619億円
- 地上波広告売上:2,327億円
- Netflix
- グローバル売上:390億ドル(5兆9200億円)
- 日本売上:1,500億円程度(筆者推定)
- U-Next
- 全売上:3,268億円
- コンテンツ配信売上:1,091億円
- AbemaTV
- 売上:524億円
- Dazn
- グローバル売上:32億ドル(4,857億円)
- 日本売上:100億円程度(筆者推定)
- 筆者コメント
- Netflixも国内だけで見ると、売り上げは1,500億程度しかない
- グローバル売上に対する比率は2%程度であり、日本のGDP比率(約4%)とくらべても低い。これは、日本におけるSVoD普及率の低さが要因になっていると思われる
- 国内キー局よりもかなり小さい
- DaznはNetflixの1/10程度の事業規模
- Netflixも国内だけで見ると、売り上げは1,500億程度しかない
参考文献
他のプレゼン等
- OTTのトレンド2024、JaSEG勉強会
- 映像メディアのトレンド2024、月刊ニューメディア
- インターネットトラフィック最新事情、Interop Conference 2025
情報ソース
- テレビ広告(地上+衛星):17,347億円
- ケーブルテレビ:4,795億円
- 総務省:民間放送事業者の収支状況
- NHK(受信料):6,328億円
- 衛星放送
- WOWO(メディア・コンテンツ 会員収入):605億円
- スカパー(メディア事業):649億円
- スターチャネル:約50億円
- 2022年売上:50.06億円
- 東北新社:決算書(スターチャンネルに関する分類なし)
- レンタルビデオ+セル、有料オンラインビデオ
- 日本映像ソフト協会:映像ソフト市場規模およびユーザ動向調査報告書
- インストリーム広告
- 電通:日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析